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坂本龍馬とお竜の日本最初の新婚旅行


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 慶応2年(1886)1月22日薩長連盟を成立させた龍馬は、その翌日寺田屋で遭難、手傷を負って伏見の薩摩藩邸に逃げ込み、傷の手当てをお竜にしてもらっている時、西郷に薩摩での温泉の治療を勧められた。

 西郷たちが薩摩への帰国する船に乗り3月10日に薩摩入りした。

 お竜は目を丸くして、山が煙を噴出しているやおへんかと大はしゃぎ、「桜島と云うから、桜の咲く小さな島かと思っていた」と言えば、龍馬は「薩摩には、島津の殿様。鹿児島、霧島、桜島と島は沢山あるのだ」と駄じゃれを云った。

 そして小松の別荘に世話になった。

 鹿児島見物をしてから温泉に行き、

 天保山より帆船で桜島前を白波をあげ、春風で帆はバタバタと音をさせながら、龍馬とお竜の新婚旅行を祝っている。江戸湾とおよそ同じ大きさの錦江湾奥の浜之市に着いた。

 上陸して、日当山温泉にいく途中に軍人塚とも言われた隼人塚で一休みをして、温泉へと急いだ。八幡宮下を通り日当山の西郷どんの宿に昼過ぎに着いた。

 待望の天然温泉に浸りながら、龍馬は「俺たちゃ日本最初の新婚旅行だ」と云いながら天然温泉で疲れを癒した。

 湯宿で薩摩の芋焼酎を飲み、

 次の朝、塩浸温泉へ薩摩藩士が霧島へ行く道を通り、途中から川辺に沿って滝の音を聞きながら、清麻呂公を祭った和気神社を過ぎると、岩盤の切り立つ絶壁が渓流をはさむように迫る川のほとりに塩浸温泉が龍馬達を待っていた。この温泉は切り傷などに良く効く温泉で、山の奥の不便な所でも湯治客が多い。

 知り合いに案内されて安楽・妙見温泉を通り、渓谷を流れる中津川沿いの和気湯を過ぎて、渓谷の川上にたどり着いた。虹のかかった滝の裏穴に滝壷のふちを超えて入り込み、滝越しに太陽でキラキラと輝く様を「実にこの世の外かと思われ候」と手紙に表現している。

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